KMO-FJ50Yの電気代はいくら？1回あたり・1ヶ月の目安を徹底計算！

家電
2025.12.09

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「スチームオーブンレンジって、普通のレンジより電気代が高そう…」
「アイリスオーヤマの家電は安いけど、ランニングコストはどうなの？」

KMO-FJ50Yは本体価格が非常に魅力的ですが、購入後に毎月の電気代が跳ね上がってしまっては意味がありません。特に昨今は電気料金の値上がりが続いているため、家電の消費電力は無視できないポイントです。

結論から言うと、KMO-FJ50Yの電気代は「ごく一般的」であり、決して高くありません。むしろ、古いレンジを使い続けるより安くなるケースすらあります。

この記事では、メーカー公式の消費電力データを基に、以下のパターンで徹底的に電気代を計算しました。

  • 基本の「チン」1回あたりのコスト
  • スチーム機能を使った時の追加コスト
  • 一人暮らし・ファミリー別の1ヶ月シミュレーション
  • 意外と知らない「電気代を安くする裏技」

これを読めば、KMO-FJ50Yを安心して使い倒せるようになります。

💡 前提条件：電気代の計算ルール

本記事では、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている新電力料金目安単価「31円/kWh」（税込）を使用して計算しています。
※お住まいの地域や契約プランによって多少前後します。

1. アイリスオーヤマ KMO-FJ50Y 電気代の基本データ

まずは、KMO-FJ50Yがどれくらいの電気を食うのか、スペックを確認しましょう。
（※「定格消費電力」とは、その機能を使う時にコンセントから吸い上げる電力の最大値です）

運転モード 定格消費電力 解説
電子レンジ 1420W 一般的な家庭用レンジと同等
オーブン 1380W ヒーター加熱時の最大値
グリル 1380W 表面を焼く時の最大値

「1420W！？ドライヤーより高い！」と驚くかもしれませんが、安心してください。
これは「最大出力（600Wや900W）」を出している時の一瞬のピーク値であり、常に1420Wを消費し続けているわけではありません。

実際の調理にかかるコストを見ていきましょう。

2. 【シーン別】1回あたりのリアルな電気代

① 電子レンジ（600W）で「お弁当」を温める

最も頻繁に使うシーンです。コンビニ弁当を温める場合を想定します。

  • 条件：600W出力で3分間加熱
  • 計算：消費電力 約1.1kW × (3分 ÷ 60分) × 31円
  • コスト：約 1.7円

② 電子レンジ（500W）で「冷凍ごはん」を解凍する

冷凍保存したごはん（1膳分）を解凍する場合です。

  • 条件：500W出力で3分30秒加熱
  • コスト：約 1.8円

③ オーブン（200℃）で「クッキー」を焼く

オーブンは予熱に最も電力を使います。

  • 条件：予熱10分 ＋ 焼き上げ15分 ＝ 合計25分稼働
  • 計算：平均消費電力 約1.2kW × (25分 ÷ 60分) × 31円
  • コスト：約 15.5円

④ スチーム機能で「フライ」を温め直す

KMO-FJ50Yの目玉機能です。「スチームを使うと電気代が高い」という噂は本当でしょうか？

  • 条件：スチーム温めモードで5分加熱
  • 仕組み：この機種は「角皿の水」をレンジ加熱で蒸気にする簡易スチームです。ボイラー式ではないため、電気代は通常のレンジ加熱とほぼ変わりません。
  • コスト：約 2.8円

💡 ここがポイント

KMO-FJ50Yのスチーム機能は、3万円以上の高級機に使われる「過熱水蒸気（スチーム発生装置）」ではなく、「スチームカップの水」を利用する方式です。
そのため、余計な電力をほとんど食わず、お財布に非常に優しいのが特徴です。

3. 【ライフスタイル別】1ヶ月の電気代シミュレーション

「1回1円と言われてもピンとこない」という方のために、1ヶ月のトータルコストを計算しました。

パターンA：一人暮らし（自炊少なめ）

主にコンビニ弁当の温めや、飲み物の温めがメインの方。

  • 朝：牛乳を温める（1回）
  • 夜：お弁当を温める（1回）
  • 週末：冷凍パスタなどを温める（計4回）

【結果】
1日あたり約3〜4円 × 30日
➡ 1ヶ月の電気代目安：約 120円

パターンB：4人家族（料理好き）

毎日料理をし、解凍や下ごしらえ、週末にはお菓子作りもする場合。

  • 毎日：解凍や下ごしらえ（計15分稼働）
  • 毎日：飲み物の温め直し（計4回）
  • 週末：オーブン料理やお菓子作り（週1回・60分）

【結果】
レンジ代：約250円/月
オーブン代：約150円/月
➡ 1ヶ月の電気代目安：約 400円 〜 500円

いかがでしょうか？
家族でガンガン使っても、ワンコイン（500円）に収まるレベルです。
「電気代が高いからオーブンレンジはやめよう」と悩む必要は全くないことが分かります。

4. KMO-FJ50Yは他モデルより電気代が高い？安い？

「でも、もっと高い機種なら省エネなんじゃない？」という疑問にお答えします。

vs 10年前のターンテーブル式レンジ

昔のレンジは「インバーター制御」がなく、常に全力で温めるため無駄がありました。
KMO-FJ50Yはインバーター搭載（※ヘルツフリー）で効率よく加熱するため、古い機種より年間10〜20%ほど電気代が安くなる可能性があります。

vs 他社の高級スチームオーブン（3万円〜）

シャープのヘルシオなどに代表される「ウォーターオーブン」は、水を沸騰させて高温スチームを作るため、スチーム調理時の消費電力はKMO-FJ50Yより高くなります。
「簡易スチーム」であるKMO-FJ50Yの方が、実はランニングコストは安いのです。

5. 今日からできる！電気代をさらに抑える4つのコツ

KMO-FJ50Yの電気代をさらに安くするための、ちょっとしたテクニックを紹介します。

① 「庫内の汚れ」は電気代の敵！

これが一番重要です。庫内に飛び散った食品カスや油汚れがあると、マイクロ波が汚れにも反応して加熱してしまいます。
汚れに電気を使うのは無駄の極みです。KMO-FJ50Yはフラットテーブルで拭きやすいので、こまめに拭き掃除をするだけで節電になります。

② 冷凍肉は「冷蔵庫解凍」と併用する

カチカチの肉をレンジだけで全解凍しようとすると、時間も電気もかかります。
使う日の朝に冷蔵庫へ移し、「半解凍」の状態からレンジを使うと、時間を大幅に短縮でき、味も落ちにくいです。

③ 丸いお皿の端っこに置かない

KMO-FJ50Yはフラットテーブル式です。ターンテーブル式と違い、「庫内の中央」が最も効率よく電波が当たります。
端っこに置くと温まりムラができ、追加加熱が必要になる（＝電気代がかかる）ので、必ず真ん中に置きましょう。

④ オートメニューを活用する

「念のため長めに設定して、熱すぎた」という経験はありませんか？
KMO-FJ50Yの「自動あたため」は、センサーが蒸気や温度を検知してストップします。加熱しすぎを防ぐことが、結果的に一番の節電になります。

6. 待機電力はかかるの？

「使っていない時もコンセントを差したままで大丈夫？」

KMO-FJ50Yの待機時消費電力は「0.0W」です。
（※表示部が消灯している状態）

昔の家電と違い、コンセントを差したままでも電気代はかかりません。毎回プラグを抜く手間は不要です。

まとめ：KMO-FJ50Yは「電気代を気にせず使える」高コスパ機

今回の検証結果をまとめます。

  • ✅ お弁当の温め：1回 約1.7円
  • ✅ スチーム温め：1回 約2.8円（ほぼ変わらない）
  • ✅ オーブン調理：1回 約15円（思ったより安い）
  • ✅ 1ヶ月の目安：一人暮らしなら約120円、家族でも約500円

KMO-FJ50Yは、「スチーム機能付き＝電気代が高い」というイメージを覆す、非常に家計に優しいオーブンレンジです。

本体価格が安いだけでなく、ランニングコストも標準レベル。浮いたお金でおいしいお惣菜を買って、スチーム機能でサクサクに温めて楽しむのが、この機種の最も賢い使い方と言えるでしょう。

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